いまや義務教育の現場でも「1人1台端末」が当たり前になり、学校生活のインフラとして日常使いされています。
その一方で、親たちの間では「ネットリテラシー」や「道徳的なルール(品性を保つ、宿題をチャッピーに頼りすぎないなど)」、生活習慣への影響や犯罪防止といった、あわてて追いかけるような教育セミナーの数々が話題になります。
中学校でもSNSによるトラブルが多発していて、「聞いたことのないアプリ」や「まさかあの子が……」という驚きの声が、次々と湧き出してくるのが現状です。

ちなみに、わが家の中学生は、現在まだ個人スマホを持たせていません。
特に家族会議を開いて厳しく禁止したわけではなく、
「中学校が持ち込み禁止だから」
「本人がまだ必要ないと言ったから」
というシンプルな理由です。そして親である私自身の「大好きな読書の時間が、スマホの通知に取って代わられるのはちょっと寂しいな」という本音もあり、今はまだこれでいいか、という結論になりました。

その代わり、習い事のオンラインレッスンや日々の学習、リモートでの用事があるときは、家族共有のiPadをリビングで自由に使っています。
(SNSは一切なし)
そんな、デジタルと少しだけ距離を置いたリビングから、いま世界を席巻している「AI」について、少し歴史をさかのぼって仕組みを調べてみました。
大人も子どもも学びの途中だからこそ、ルールで縛る前に「そもそもこれって何だろう?」と覗いてみる、主婦の自由研究ノートです。

1. AIっていつ生まれた?コンピュータの先祖をさかのぼる
デジタルネイティブどころか、AIネイティブが育つ時代。
山や川や町があるのと同じ並びで「AI」を自然現象のように捉え、当たり前すぎて意識もしない。もう、そうなってきているんだと思います。

ごく一部のエリートの「特別」だったものは、いずれ広く一般の「普通」になる…!
さて…
「最新テクノロジー」と思われがちなAIやコンピュータですが、その歴史は意外なほど物理的で、泥臭いところから始まっています。
最初のデータ処理は「紙の穴」だった

コンピュータのルーツをたどると、コンピュータ黎明期である1970年代くらいまで使われた「パンチカード」に行き着きます。

オルゴールと似てますね!
厚手の紙に穴を開け、その穴の有無で数字を記録・集計するシステムです。
これでアメリカの国勢調査の時間を大幅に短縮したのが、のちのIBMという会社に繋がっていきます。
パンチカードを使ってお仕事されていた方、たくさんいらっしゃると思います。
1850年頃のウィーンの爺さんが「俺は昔この酒屋であのベートーヴェンに会ったことがあるんだぞ」と言ったように、2030年に「俺は昔パンチカードでプログラミングしてたんだぞ」と言えば、一部のマニアにウケるかも。
その気になれば秋葉原で作れる?
その後、真空管やトランジスタといった電子部品が登場し、現在のコンピュータへと進化しました。
極論を言えば、電気の「ON(1)」と「OFF(0)」のスイッチを天文学的な数だけ組み合わせたのがコンピュータです。

1と0の組み合わせの暗号は、子供でも分かりやすいですね!
その気になれば、秋葉原の電気街でパーツを集めて、一人で原始的な計算機をハンダ付けで作ることだって理屈のうえでは可能です。
「サピエンス全史」を読んで。土を触り、パン焼く中で思う、宮沢賢治とシータの言葉
2. 「普通のコンピュータ」と「AI」の決定的な違い
では、私たちが普段使っているパソコンやスマホと、「AI」は何が違うのでしょうか?

普通のコンピュータは「指示待ち」
人間が書いた「Aを入力したらBを出せ」というプログラム(ルール)通りに、1ミリの狂いもなく超高速で動く機械です。
AIは「自分でルールを見つける」
AIは、人間がルールを教えません。
代わりに、大量のデータ(画像や文章など)をドサッと与えられます。
すると、AIの側が「なるほど、猫の画像にはこういう共通点(パターン)があるな」と、自らルールを学習して予測するようになります。
ここが大きな違いです。

💡 デジタル音痴でもわかる!自動ドアで学ぶコンピュータの仕組み
コンピュータの仕事は、実はたったの3つのステップでできています。
人間の体でいうと、
「目(感覚)」→「脳(考える)」→「筋肉(動かす)」の連携プレーと同じです。

たとえば
これを自動ドアのパーツに当てはめると、こうなります。
①【 人感センサー 】(目)人が来た!と伝える
ドアの上についている、あのペンケースくらいの箱です。
赤外線などで「あ、人が近づいてきたぞ!」というまわりの情報(変化)をキャッチするのが仕事です。
②【コンピュータ】(脳)モーターよ回れ!と命令する
ドアの機械のなかに隠れている小さな頭脳です。
センサーから「人が来ました!」という電気信号を受け取ると、あらかじめ決められたルール(プログラム)通りに、「じゃあ、ドアを開けなさい」と判断して命令を出すのが仕事です。
③【アクチュエータ】(筋肉)モーターが回転しドアを開閉する
ドアをガラガラと動かす、この場合「モーター」のことです。
コンピュータから「開け!」という命令(電気)が届いた瞬間に、ギュイーンと力強く回転して、実際にドアを動かす(現実世界に働きかける)のが仕事です。
スマホでいう「液晶画面のピクセル」や「スピーカー」「バイブレーション」もアクチュエータにあたります。

ひとことで言うと?
コンピュータの正体は、
「センサー(目)から届いた情報を見て、あらかじめ決められたルール通りに、アクチュエータ(筋肉)に電気を流すだけのスイッチの塊」です。
デジタルとかバーチャルとか言われているスマホの世界も、実はその裏で、数百万個、数億個っていうミクロな「電気の筋肉(アクチュエータ)」が、健気にガラガラガシャガシャと動いて私たちに映像や音を見せてくれている。
そう考えると、あの薄いスマホが急に愛おしい精密ロボットのように思えてきませんか?

さて、AIの話に戻ります。

3. 作った科学者も分からない?「ブラックボックス」の謎
驚くべきことに、現代の最新AIは、「作った技術者でさえ、AIがどういう筋道を通ってその答えを出したのか分からない」という状態になっています。

これを専門用語で「ブラックボックス問題」と呼びます。
数千億、数兆という複雑な計算のネットワーク(ディープラーニング)の中で、AIが独自に判断しているため、人間にはその思考プロセスが複雑すぎて追いきれないのです。
「中身の仕組みは誰も分からないけれど、なぜかものすごく賢い答えが返ってくる魔法の箱」。
それが、いま私たちの手元に降ってきている技術の正体です。

一見すると「開発者として無責任なのでは?」とか「恐ろしくないの?」と思ってしまいますが…
そして何も分からず私も幼児も高齢者も使ってる‼️
開発者がこの問題とどう向き合っているのか、そのリアルな胸の内を3つの視点で紐解いてみます。

1、結果ファースト(興奮)
全ては追えないけれど、人間より圧倒的に正解を出せる。
だったらまずはこの『究極の便利な道具』を使わない手はない!」という興奮。
2、作ったのではなく「育てた」
仕組みを作っただけで、中身の知能は仕組みを作っただけで、中身の知能はAIが自学自習して得たもの。
「作った」というより、「自分より賢い生徒を育てたら、思考がハイレベルすぎて追いつけなくなった」という感覚。
3、手懐けるための猛勉強(XAI)
「分からないままでは命に関わる場所(医療や自動運転など)で使えない。
なんとかAIの思考プロセスを人間の目に見える形に翻訳しよう」と、今まさに手綱を握るための技術(説明可能なAI)を開発中。

技術者にとっても、AIは「すべてを支配している完璧な機械」ではなく、
「驚きながら一緒に暮らしている未知の相棒」という感じですね。
4. これからやってくる「AGI」と「フィジカルAI」
いまのスマート家電(声で電気を消す、自動で掃除するなど)は、あらかじめ決められた機能しか使えない「特化型AI」です。
しかし、これからの未来は次元の違う技術がやってくると言われています。
1つは、人間のように何でもこなす万能の脳みそ『AGI』。
もう1つは、画面を飛び出して現実世界を動かす肉体『フィジカルAI』。

この2つが合体したとき、私たちの暮らしには本当の意味でドラえもんのような存在がやってくるのかもしれません!
1、AGI(汎用人工知能)とは?
人間のように、一つのAIが何でもこなせる自律した万能な脳みそのことです。
小説も書ければ、法律の相談にも乗り、チェスでも人間に勝つ。
まさに映画に出てくるような「人間同等の知能」が、もう目の前まで来ています。
⭐️今との違い
今のアレクサやお掃除ロボットは「特化型AI」と呼ばれ、あらかじめ決められた仕事しかできません。
対してAGIは、初めて見るおもちゃのルールを自分で理解して遊び始めたり、人間とディープな世間話をしたり、自分で考えて行動できる「ドラえもんの脳みそ」のようなものです。
フィジカルAIとは?
これまでは画面の中(ネットの世界)だけで動いていたAIが、現実の「肉体(ロボット)」を持つことを指します。
AIが自分で周囲の状況を判断し、片付けをしてくれたり、料理をしてくれたりする。
工場の自動化だけでなく、私たちのリアルな生活空間にAIが「物理的」に入り込んでくる時代が始まろうとしています。
⭐️今との違い
現在の自動運転車や、工場で動くロボット、お掃除ロボットなどは、肉体はありますが、それを動かす脳みそは「運転だけ」「掃除だけ」に特化しています。
フィジカルAIは、センサーで部屋の散らかり具合を見て、ロボットの腕(アクチュエータ)を使って「服を畳む」「割れやすい卵を優しく運ぶ」といった、現実の物理的な変化を起こします。

AGIは「脳みその中身」の話で、
フィジカルAIは「肉体(見た目)」の話
と捉えると分かりやすいです。
未来の究極の姿(🧠AGI × 💪フィジカルAI)
「万能の脳みそ(AGI)」が「現実を動かす肉体(フィジカルAI)」を手に入れたとき、それはまさに鉄腕アトムやドラえもんのような、自律型リアルロボットになります。

こうなってくると、希望、絶望、どちらも襲ってきますね…
長くなりそうなので、(既に長い)ここまでにしますwww
結び:何も知らない中年主婦と、AIのディスタンス
この目まぐるしい変化の中で、特に専門知識を持たない一人の親、主婦として、AIとどう付き合っていけばいいのか。
私の中にはポジティブとネガティブ、両方の視点があります。

ネガティブを、先にwww
ネガティブその1、
「便利になったはずなのに、どうして私はずっと忙しいの?」
手っ取り早く、タイパ&コスパ、ポイントでお得、なにかとすぐ検索、AIで文章作成、SNS、アプリでもろもろ管理。
→なんか、前よりやる事増えてない?
ネガティブその2、
「私の脳みそ、サボり始めてない?という危機感」
辞書引かない、字を書かない、計算しない、新聞読まない、全自動調理器、アレクサ!!チャッピー!!
→無人島で暮らせないどころの話じゃない。ものを分かってなくても、安心して暮らせる?
世の中が便利に速くなりすぎて、毎日やることが多すぎて目が回りそう。
帰ってこない返信、マイペースな子供を見てイライラしたり。
人間らしい「迷う時間」や「無駄な余白」が、まるで損や悪いことのように思えてくる感覚。
その一方で、自分の脳みそはAIに頼ってどんどんサボり始めている気がする。
いつの間にか、考えることそのものを機械にアウトソーシングしているのではないか、という漠然とした不安が拭えません。
この、忙しいのに脳は省エネ化していくという奇妙な矛盾に、なんとも言えない危機感を覚えるのです。


それも、もしかしたら今のうちだけかも。
AGIが一般化したら、人間やる事無くなる!?

こ、子供を産んだ以上、未来に目を向けなければ…

ポジティブに行こうぜ…!
ポジティブに向き合うなら!
「最強の「知的な家庭教師」がやってきた」
24H、疲れ知らず!?
いつも朗らか、ポジティブ
こちらがどんなにニッチで個人的な感想や疑問を投げかけても、嫌な顔一つしない。(顔があるのか無いのかは別として)
体が辛いときや、介護や育児。
宿題も教えてくれる。
24時間いつでも対等に、時にユーモアを交えて壁打ちに付き合ってくれる。夫や子供はそこまで付き合ってくれません。
孤独になりがちな家事や育児の合間に、いつでも私の味方になってくれる知的な相棒

ドラえもんをゴロゴロ見て、素直にただ「いいなぁ〜」と言えたのは、現実味が無かったから。
それが今や、ドラえもんがリアルに出現し、のび太の家族や学校や空き地の方がバーチャル/ファンタジーに。
技術は止まることなく進歩していきます。
だからこそ、大人も子どもも、ただ「禁止」や「ルール」で枠をはめるのではなく、「へえ、そんな仕組みなんだ」「じゃあ、こういう使い方はどうかな?」と、あそび心を持って観察を続けていきたいものです。
開発者ですら全てを説明できないものを、我々にどうしようというのか。
⭐️勉強を続ける
⭐️自分の脳と体でで考える・感じることをやめない
そんなところだと思います。

話題の「ぼ〜っとする選手権」と並び、
「なにかとアナログ選手権」、贅沢な趣味として残りそうです。



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