【すみっコ派の葛藤】7年愛したのに「ちいかわ」に沼った話。プラバンを焼きながら考えた浮気心と背徳感

専業主婦のエッセイ

こんにちは!​

長年、ある「絶対的な派閥」に所属していた私が、突如として別の沼に引きずり込まれ、激しい葛藤と戦ったお話をさせてください。​

そう……「すみっコぐらし」と「ちいかわ」のお話です。

まるでエリザベートの導入…

​7年間、我が家は「すみっコ派」でした

我が家には、娘の影響でかれこれ7年間推し続けている「すみっコぐらし」という絶対的な実家がありました。

​新シリーズが出ればチェックし、限定品を予約し、ムック本、文房具、バッグ、コラボカフェ、映画……。

「もう何も要らないからね!」と宣言して数年経ちますが、我が家にはリラックマストアよりもすみっコグッズが溢れています。​

娘の人生の半分以上を、文字通り「すみっコ」と共に過ごしてきたわけです。​

そんな中、ずいぶん前からファンシーショップの最前列を脅かし始めたのが「ちいかわ」でした。​

「あれ…? すみっコ、奥に追いやられてない…?(※すみっコ的には本望なポジションですが笑)」

「さくらももこ先生の絵に似てるな〜」​くらいに思いつつ、朝のめざましテレビも見ない我が家(朝はNHKラジオ派)は、長らくそのブームをスルーし続けていたのです。

コジコジっぽい…

が私の第一印象。

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友達からの衝撃発言と、Netflixでの「初体験」

​転機が訪れたのは、1ヶ月前のこと。

私と同じくキャラ流行に疎い友人から、衝撃の事実を突きつけられました。

👱ちいかわって、あの『くま』みたいな一匹のことらしいよ。

みんなちいかわじゃないんだって

​……マ、マジで……!?あのみんな「ちいかわ」じゃないの……!?

みんな「すみっコ」とは違うのか…!!

その事実を知った、ちょうどすぐ後、、

出会いのタイミングは訪れます。

おばあちゃんちの無限Netflixで、ついに「ちいかわデビュー」を果たしてしまったのです。

情報が多い…!!目が…目が…頭がパンクしそう!!

寝起きだったことが要因の大きな一つですが(笑)

とても短いストーリーが、ほんのちょっとの効果音に挟まれ止まらずどんどん現れる。

ネトフリや無限スクロールに慣れていない私には、休む暇無く次々と玉を撃たれるのはキビしかった…!

​今まで、お店で手のひらサイズのシールやぬいぐるみでしか見たことがなかった彼らが、大きな画面いっぱいに大写しになり、太い筆で描いたような黒いクッキリとした枠線で動き出す。​

そして……想像もしていなかった、予想外すぎる世界観、明日をも知れぬ過酷な背景、センスが過ぎるストーリー設定とキャラ設定!!

​頭が混乱して、インド映画よりもマーベル映画よりも疲れ果てました(笑)。

(※これは数年前、少しずつクレッシェンドしながら宝塚に大爆発してハマった時と同じデジャヴです)

​高級和牛を初めて食べた外国人のように「お手上げ状態」になった私ですが、順応するのは早いもの。

最初は頭痛すら覚えたものの、ちゃんと向き合ってみると……

「あ、これ、めちゃくちゃ面白いわ。」

答えがあるものも、ないものも、

筋が一本通っている…

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なぜ私は「すみっコ派」だったのに、ちいかわに惹かれたのか?

それ以来、台所で「イーーヤッハーーー!プルルルル…」と奇声をあげながら茶碗を洗い、「労働とは何か?」「地面に埋まった炊飯器」について考察する日々が始まりました。

やばいですね

​そこでふと、自分の中で「なぜこんなに心が揺さぶられているのか」を自己分析してみたんです。

​実は私、すみっコぐらしも大好きですが、のんびり優しいものが好きな娘とは違い、私自身は根が「しっかり者」「ヴィラン(悪役)」が好きというタイプ。

​すみっコのメインキャラである「ねこ」が常にもじもじしているのを見ると、心の中で「もじもじしてないで、はっきり言いなさいよ…!」と(もちろん冗談…)突っ込みたくなることもありました(笑)。

初見の時は「はじっこの方が良いなんて言ってないで、子どもなら真ん中の一番前に行かんかい!!」とふざけ半分で思っていたほどです。

​すみっコぐらしの魅力は、内向きのエネルギー。優しい世界へ「逃避」すること。

だから私が好きなキャラも、家事がテキパキできる『しろくま』や、我が道をいく『たぴおか』『豆マスター』でした笑。

一方で、ちいかわの世界観は違いました。

​⭐️ちいかわ: 素直で友達思い。泣き虫だけど土壇場で良心に正しい道を選ぶ。ニコニコ優しい。

​⭐️ハチワレ: 言語化に長け、等身大。自己主張と共感力のバランスが神がかっている​。

⭐️うさぎ: 運動能力、カンの良さ、野性的、生命力◎!無意識の状況判断と問題解決能力がずば抜けている。

​そう。何が起きるかわからない厳しい現代から「逃避するのがすみっコ」なのだとしたら、

過酷な現実に対して「みんなで協力して一歩ずつ立ち向かうのがちいかわ」だったのです!!​

内向きなすみっコに心のどこかで共感しきれていなかった私に、この「ちいかわたちの生き様」が猛烈に刺さってしまったのでした。

すみっコたちは、部屋の隅でマイペースにじっとしているのが好きだけれど、

一人ぼっちになることや、選ばれないこと、忘れられることを怖がっています。

やはり、裏切るわけには…

(↑拗らせてる)

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浮気心と、プラバン作りの免罪符

でも……うちは7年連れ添ったすみっコ派だぞ……?

宝塚のように、推しが退団されたら「ファン解散式」があり、次の推しへ移行することが推奨されるシステムなら良いのです。

しかし、7年間寝食を共にしてきたすみっコたちを裏切って、新参者のちいかわに心移りして良いのか!?​

「ちいかわのぬいぐるみを買ったら、完全にすみっコへの裏切り(アウト)なのでは…!?」​

葛藤の末、私はぬいぐるみを買う一線を越えるのを踏みとどまり、こころの安定のために、「プラバン作り」に精を出しました(笑)。

​さらに、LINEスタンプと絵文字を購入。

「公式のぬいぐるみを家に迎え入れなければ裏切り行為にはならないはずだ」という、我ながら考えすぎな免罪符を作り出し、自分の手作りで気を紛らわせるという高度な(?)遊びに落ち着きました。

卒業と出会いを繰り返しながら、沼は続く…

我が家は「すみっコからのちいかわ」でしたが、きっと全国のご家庭でも「アンパンマンからの卒業」「プリキュアからの卒業」など、さまざまなキャラクターとの出会いと別れを繰り返してきたはず。

​子どもの頃に卒業する道もあれば、大人になってもずっと一つを推し続ける道もあり、大人になってから突如新しい沼に頭から突っ込む道もある。

​現代はたくさんの魅力的な世界(選択肢)にあふれていて、本当に罪深い時代だなと思います(笑)。​

「まあ、プラバンとLINEスタンプくらいで満足しておこう」と自分に言い聞かせていた私ですが、この後、さらなる沼の深みにハマり、映画館でしっかりとメンタルにダメージを受けることになります(涙)。

ポーの一族を見たときと同じダメージレベル

​長年「すみっコ」という平和で優しい世界に守られてきた人間が、ちいかわの映画に触れた時、一体何が起きたのか……。​

その衝撃の結末については、また整理がついた頃にお話ししたいと思います。

とにかく、ちいかわに行動を支配される我が家の日々は、まだまだ続きそうです。​

みなさんは、ご自身やご家族の「推し変」「新しい沼」で動揺した経験はありますか?

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