効率化で生み出した100分を、あえて「非効率な手仕事」で溶かす贅沢

最近、便利な家電に家事を頼ったり、掃除を楽にする工夫をしたりして、暮らしの「余白」を少しずつ広げる実験をしています。
そうやってせっかく生み出した、貴重な自分時間。
それなのに、今の私はその時間を「驚くほど非効率なこと」に、せっせと費やしてしまっていますwww
それが、ハンドメイド。minne(ミンネ)というサイトで、コツコツと作品を出品する時間です。
材料を揃え、目の疲れや肩こりと引き換えに、何時間もかけてひとつの形を作っていく。

正直なところ、他人からみたら、100円・300円ショップに行けば、似たようなものが手に入るかも(笑)。
なぜあえて、この非効率な手仕事に没頭してしまうのか…
今日は、1000円の商品に15分の梱包を捧げてしまうような、ちょっとおかしな「こだわり」についてお話しさせてください。
【大赤字公開】ハンドメイドマルシェ初出店のリアル収支レポートと、私がネット販売に移行した理由
流れ作業はしたくない。考えて、工夫して、上手くいく喜びを味わいたい!

仕上がった作品の「ゆるさ」の裏には、制作過程で「読みが当たった」という小さな成功体験あり。
型にレジンを流し込んで硬化、ビーズを通すだけ、繋げただけ。流れ作業…色違いを大量に…
そういった、誰にでも作れそうな量産型では、私の心は1ミリも動かないのです。
そういうものが必要になったら、むしろ完成品を買います。単純作業をする時間がもったいないし、やる気が起きないからです。

偉そうなこと言って、
「こちらが私の作品です。」ってオカシな編み物作品を出すと、皆笑ってくれますwww

笑える小物、なんでまたこんなものを…www
という商品に、日本人は慣れてますよね〜
だから、ニッチな作品を顔出しでマルシェに置いても恥ずかしくない。
アイディアにしても作業にしても、何に心を動かされるかは人それぞれ。主観で「夢中になれる」ことに、時間を使いたいのです。
「なんだか気の抜けた絵だな」
「この独特の色合わせ、面白いな」
そんな、自分にしか出せない“ひと癖”を盛り込む作業!それがないハンドメイドなら、私にとってはただの「苦行」であり、秒単位で効率を求めるべき「タイパ案件」に成り下がってしまいます。

編み図も自分で考える!
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お金のやりとりはminneが代行するので、初めての方でも安心です♪
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「好き」に首根っこを掴まれて。採算度外視な私のニット小物論
ここで少し、ハンドメイド販売の「裏側」をマジメに計算してみようと思います。
作品ひとつを作るには、材料費、光熱費、サイト利用の通信費、梱包費、発送のための交通費……。
そして何より、数時間に及ぶ「自分の時給」がかかっています。
アイデアを練り、材料を選び、長年揃えてきた道具たちを駆使して、そこから例えば4時間かけて編み上げたニット小物。
これをもし、ガチガチの経営コンサルトのように「適正価格」として弾き出したら……。
おそらく、付けた値札を見た瞬間に、椅子からひっくり返ってドッと笑いが起きるような金額になってしまうでしょう。
それでも、私がその価格を付けないのは(付けられないのは)、
「趣味という名の、愛しい弱点」を握られているから。
「楽しくて、作らずにはいられないから。」
「誰かに手に取ってもらえたら嬉しいから」
「頼まれてもいないのに、知り合いに配っていた延長線上だから」
そうした「好き」という気持ちが、首根っこを優しく掴んで離してくれないのです。
だからこそ、本来なら高級品レベルの手間がかかっていても、一般的に想像の範囲内の、手に取りやすい価格へと着地させてしまう。
つまり、その「時給の発生しない」時間と「経費で落ちない出費」は私にとって、贅沢に当たります。

削るべき無駄ではなく、心ゆくまで楽しむ「贅沢」。
もし、達成感やリフレッシュなどのご褒美が無くなれば、活動休止、または辞めてしまうでしょう…。
私のハンドメイドは、ビジネスではなく「極上のあそび」。
ですが、そんな採算度外視な世界だからこそ、ひとつだけ「自分への敬意」のようなルールがあります。それが、minneとメルカリの、あの「送料」にまつわる違いなのです……。
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minneとメルカリの大きな違いをご存知でしょうか。
メルカリは「送料込み」が主流で、送料込み価格がほぼデフォルト。
ですが、minneは当たり前に購入者さんが送料を負担してくださる文化です。

利用者数はメルカリが圧倒的に多いですが、minneには作家へのリスペクトがあり、値切りもありません。
これは、一つ一つの作品の単価が低い私にとってはすごく大切なポイント。
「千円以下の商品でも、送料を払ってまでこれが欲しい」と思ってくださる方がいる。
その事実が、私の「手間ひま」を肯定してくれる気がするのです。
だからこそ、梱包にもつい熱が入ります。15分かけてラッピングをこだわり、丁寧にお包みする。
「タイパ」を重視する私からすれば、千円の商品に15分の梱包は完全なオーバーワーク。
でも、その時間は私にとって、削るべき無駄ではなく、心ゆくまで楽しむ「贅沢」なのです。

ラッピングを作品の一部と捉える方と、あくまでサービスと捉える方に分かれますね。
本当は、ラッピングで世界観を出したいけれど、低単価での実現はなかなか難しい。

やっぱり、そこもアイディアですね〜
「贅沢時間」を愛でるために、今日も効率化を実験する
もちろん、生活を削ってまで、あるいは負担になるほどはやりません。
楽しくないハンドメイドなら、そもそも最初からやらない。
家電や工夫、断捨離で作った「あそび(余白)」の中で、とことん非効率を愛でる。
このバランスが、私を一番人間らしく、心地よくさせてくれます。
効率化でしっかり土台を作って、その上の自由なスペースで、思う存分「無駄」を楽しむ。
そんな遊び心のある暮らしの実験を、これからも私は続けていくのだと思います。
効率化の先に「あそび」を設計する。カツカツな心に風を通すための、暮らしの緩衝材


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