その「大切」の最終責任者は誰?——進級前に見直す、モノとサヨナラする「心の片付け術」

専業主婦のエッセイ

​3月。だいたいの子育て中のご家庭で、絶賛「断捨離」の季節を迎えているはず。

小さくなった洋服、山のようなプリント、思い出が詰まったお道具箱やクレヨンたち……。

​新生活へのワクワクの裏側で、避けて通れないのが「手放すもの」との向き合い方ですよね。

私(母親)自身は、断捨離が得意。

捨ててスペースが生まれるとスッキリします。整理整頓も、趣味。

片付けスイッチが入るとアドレナリンが出て、ものすごい集中力を発揮。

しかし、だからなのか、私以外の家族は「捨てない」「片付けない」「隙間に詰め込む」…‼️

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​1. 「捨てられない」は、優しい成長の証

​使い古した道具を前に、「うう、なんだか捨てづらいな……」と感じること、ありませんか?

実はこれ、子が(そして親も)「まっとうに成長している証拠」だと思うんです。

​日本には古くから、長くそこに在るものには魂が宿るという考え方があります。

たとえボロボロでも、大切にされた時間を感じて胸がチクッとする。

その罪悪感にも似た感情は、モノを慈しめる心を持っているからこそ。​

……でも、現実はそう甘くありません(笑)。

2. 「最終処分責任者」という孤独な肩書き

​わが家のパパは、まるで宝物を愛でるような顔でこう言います。

え〜、これ捨てられないよぉ〜

子どもも子どもで、

ひとまずとっとく

と、その物を部屋のA地点からB地点へ移動するだけ。​……その距離、数cm〜数メートル。

ちょっと待った。その「とっとく」の管理と、いつか来る処分の決断……無意識に全部「お母さん」に丸投げしていませんか!?

​何がどこにあるか把握せず、ただ積み上げておくだけ。

それは「ものを大切にしている」のとは、全く違うことなのです‼️

​3. 一般的な「片付けの極意」をわが家流に解釈してみた

​片付けのプロたちがよく言う「極意」。これをわが家のカオスな現状に当てはめてみると、意外な真実が見えてきました。

​「全部出し」の魔法

一度全部出して床に並べると、その量の多さに家族全員が「ギョッ」とします。

ここで初めて「こんなに溜め込んでいたのか」と現実を直視させる作戦です。

「今」使っているかどうか

「いつか使う」の「いつか」は、残念ながら来ないことが多いもの。

思い出は写真に残し、現物は「今」の持ち主に必要なスペースを譲るのが、モノへの誠実さかもしれません。

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​「保留ボックス」の罠

「ひとまずとっとく」は、実は決断の先送り

わが家では、うやむやにしているうちに私が「魔法」で消してしまうこともありますが(笑)

実はそれが平和な解決策の一つだったりします。

しかし、私(片付け担当)ありきになってしまう…!

……魔法で消してしまうのが一番平和な解決策、なんて言いましたが、実は私の心の中にも小さな葛藤はあります。

​でも、『捨てる勇気がない』という優しさと、『分別の手間が面倒くさい』という本音は、意外とくっつきやすいもの。

そんな重たい気持ちをふっと軽くしてくれる考え方があるんです。

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​「捨てる」と「手放す」のあいだにあるもの

​断捨離が進まないとき、実は「捨てる勇気がない」という優しさと、「分別の手間が面倒くさい」という本音が、複雑に癒着していることってありませんか?

そんな「捨てられない、かわいそうな気がする」という重たい気持ちを、少しだけ楽にしてくれる魔法の言葉があります。それは、

シンプルに、「ありがとう」と言って送り出すこと。

たとえば、使い終わった割り箸や、お気に入りだったけれど穴の空いた靴下を捨てるとき、「お前なんかもう用なしだ!」なんて思いませんよね?

「今まで助かったよ、ありがとう」、または、軽く「ハイ、ど〜もね」と思ってゴミ箱へ入れるはずです。​

「捨て子」という言葉があるように、日本語では生き物を手放すのも、役目を終えたモノを手放すのも、同じ「捨てる」という字を使います

だからこそ、どこか心が痛むのかもしれません。

​でも、子猫を捨てるのと、使い切ったモノを捨てるのは、全くの別物です。

​一度解き終わったプリントの束も、一生懸命描いた絵も、

「これのおかげで、たぶんだけど少し賢くなったよ」

「これのおかげで、描くのが上手になった…ハズ!」

そんな風に、その子が受け取った「価値」に感謝して、資源回収やゴミ箱へ。​

送り出した翌日には、驚くほど心がスッキリしているはずです。

そして不思議なことに、あんなに悩んでいたモノたちのことは、もう思い出しもしない

​それは、モノに宿っていた「役割」が、ちゃんと自分たちの中に吸収された証拠なのだと思います。

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​4. 「出口」を想像して「入り口」を選ぶ

​そんな攻防を繰り返す中で、たどり着いた結論。それは、

モノを買う瞬間に「これはいつか必ずゴミ(役割を終える時)が来る」と想像すること

​処分の仕方までイメージできるようになると、自然と無駄遣いが減り、「本当に価値のあるもの」を選ぶ目が養われていきます。

​モノを大切にするということは、ただ持ち続けることではなく、最後まで責任を持って向き合うこと

​スッキリ空いた棚のスペースは、新しい季節を迎えるための「心の余白」です。

『ありがとう』と心で唱えながら、家族の思い出を今の自分たちのエネルギーに変えていく。

それが、現実わが家の最終処分責任者である私…にできる、一番前向きな役割かもしれません。

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