【初めてのピアノコンクール】親としてどう向き合う?準備・費用・メンタルまで経験者が徹底解説!

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ピアノコンクールは親次第!?初めての挑戦で後悔しないための「リアルな準備」

親としてどう向き合う?心構え・費用・先生とのコミュケーションまで、経験者が徹底解説

​「コンクールに出てみませんか?」先生からそう提案されたとき、あるいは周囲のお友達が出場していると聞いたとき…

親としては期待と不安が入り混じるものです。​

「まだ早いのでは?」「レベルが高すぎて場違いだったらどうしよう」と悩む方も多いはず。

私は、ピアノ教師として生徒さんのコンクールに向き合った経験と、親としての立場で子供のコンクールに向き合った経験どちらも持っています。

実体験に基づいた「コンクールのリアルな舞台裏」と、親として大切にしたい「向き合い方」についてまとめました。

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​1. ピアノコンクールってどんな雰囲気?

​初めての方にとって、コンクールは発表会と何が違うのか気になりますよね。

​発表会との違い

​発表会は「日頃の成果を披露し、拍手をもらう場」ですが、コンクールは「審査員による評価を受ける場」です。

和やかな雰囲気のものもありますが、基本的には「1〜2分程度の演奏をして拍手もなしに解散、結果は後日ネットで」という、あっけないほど一瞬の真剣勝負であることも少なくありません。

コンクールによって、入賞数も大きく異なります。1次予選通過できなくても、「努力賞」や「奨励賞」「特別賞」などに選ばれれば、立派な賞状、メダル、トロフィーなどが贈られ、嬉しい記念になります。

どの選考段階でどんな賞があるのか、要項に書いていることが多いのでチェックしてみましょう。はじめは、「トロフィーほしい!」という気持ちで出場を決めるのも、私はアリだと思います。

せっかく一生懸命練習して、ステージ上で緊張するなら、結果が伴う方がやりがいを感じるというタイプのお子さんもいると思います。

コンクールでは、各選考会で審査員の先生方からそれぞれ「講評」をいただけます。用紙に走り書きの場合が多いです。ファイナルでは、口頭での講評の場合もあります。

普段の先生とは違う視点でアドバイスいただけるので、演奏へのアプローチがグンと良くなるチャンスです。

2.コンクール出場のスケジュール:申し込みから本番までの流れ

​コンクールへの挑戦は、当日の演奏だけでなく「数ヶ月にわたるプロジェクト」のようなものです。いざとなって慌てないよう、大まかな流れを把握しておきましょう。

​1. 情報収集と要項の入手

​開催時期や申し込み期間はコンクールによって様々ですが、春に1次予選が行われるケースが多い印象です。​

要項の入手先: 公式サイトのほか、楽器店、音楽教室、コンサートホール、楽譜を扱う書店などに紙の要項が置かれます。

​早めのチェックが肝心: 「見つけた時には申し込み期限が過ぎていた!」というのはよくある失敗です。申込みが間に合ったとしても、肝心の演奏が間に合わなくては元も子もありません。

気になるコンクールがあれば、前年度の時期を参考に、早めにアンテナを張っておきましょう

​2. 先生への相談と曲決め

​​コンクールへの参加は、以下の2つのパターンがあります。

​・先生から提案される場合

​・自分たちで持ってきた要項を見せて「これに出たい」と相談する場合、または(何かの)コンクールに出てみたいと相談する場合。

​「この子のレベルや個性には、こっちのコンクールのほうが合っている」「学校の行事と重なっていないか」など、実務面と気持ちの両面で先生としっかり相談して決めるのが、成功への第一歩です。

課題曲

5曲前後の候補から選ぶ形式が多く、本番では同じ曲を何人も弾きます。楽譜(出版社)が指定されていることもあります。

先生の教え方や本人の個性で、テンポや表現が驚くほど違うのも勉強の一つ。前の人の演奏に影響されず、練習してきたとおりに演奏しましょう

自由曲

課題曲のみ、課題曲と自由曲、自由曲のみ、などのパターンがあります。課題曲も、選択肢の数には幅があります。

自由と言われると迷ってしまいますが、先生と相談して、

本人の得意なことをアピールし苦手をカバーできるもの、本人のキャラクターに合うもの、課題曲がある場合はその課題曲とは違うタイプの曲を選ぶと良いです。

本選出場や入賞を目指すなら、そのコンクールの例年の傾向を必ず調べましょう。

ホームページに過去の入賞者と演奏曲が載っている場合もあります。また、YouTubeの入賞者演奏や他コンクールの同レベルの部門で調べて傾向をつかむと良いです。

3. 出場までのタイムライン(一例)

一概には言えないので、目安として…

1次予選から最終選考まで進むと、半年以上にわたる長丁場になります。​

①要項入手・選曲: 本番の3〜5ヶ月前

​②申し込み: 締切は予選の1〜2ヶ月前であることが多い​

③練習・セミナー参加: コンクール主催の公開レッスンやセミナーが開催されることもあります。

先生によって課題曲だけの追加レッスンを設ける場合もあります。

​④1次予選: 通過すれば2次、本選へと進みます

​⑤本選・ファイナル: 入賞すれば、後日「入賞者演奏会」が開催されることも!

​※1次予選で落選した場合はその時点で終了となりますが、それまでの練習過程こそが子供の力になります。

※各予選会で、同じ曲を弾けるわけではありません。

初めての参加であっても、1次予選の準備だけでなく、その次の選考の課題曲にも取り組んておきましょう!もし進めなかったとしても、勉強できたことに間違いはありません。

3. 気になるレベルと費用の目安

​「すごい子しか出ないのでは?」と構える必要はありません。

レベル感

​幼児〜小学校低学年の予選であれば、週1回30分の通常レッスンでフォロー可能な課題曲も多いです。ミスをして拍がずれてしまう子も珍しくありません。

まずは「1回目は様子見、2回目以降で予選突破、数回目で本選を目指す」といった長期的な目標を立てるのが、親子ともに心にゆとりを持てるコツです。

費用の目安

​参加費: 1次予選では1万円前後が一般的です。

部門により演奏時間が異なることなどから、学年が上がるにつれ参加費が高くなります。

ステップアップ:選考スケジュールはコンクールによります。2次予選→本選→ファイナルなど、その都度参加費がかかり、選考が進むにつれ金額が大きくなる場合もあります。​

支払い方法: 銀行振込やクレジットカード払いが主流で、最近はネット完結の申し込みも増えています。

課題曲の楽譜代、交通費、ドレス、靴、髪飾り等、追加レッスンやセミナーがある場合はその費用、グランドピアノで練習したい場合はレンタルルーム代などが別途かかります。

(場合に応じて必要なものを挙げましたが、初めての出場なら、通常のレッスン内での準備で大丈夫だと思います。)

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​3. 先生によって「コンクールへの熱量」は千差万別

​地域にもよりますが、子供の音楽コンクールは毎年数多く開催されています。

自分の習っている先生が、コンクールに対しどのような考えを持っているのか、どのコンクールに詳しいのか、そもそも経験があるのか…。

なかなか言いにくい内容ですが、先生のスタンスによって、生徒たちの環境も変わってくるのが現実です。

積極的にコンクール実績をSNSに載せる先生

定番イベントとして全員に勧める先生

​見込みのある生徒にのみ声をかける先生

チラシ配布など情報提供だけしてくれる先生

消極的または慎重派で、生徒側から相談されない限り打診はしない先生

情報を持っていない、または割り切っていてコンクールには関与しない先生

あまりに積極的すぎるのも温度差を感じますが、消極的過ぎても、せっかくのチャンスに出会えずに通り過ぎてしまうことになります。

いざ申し込もうとなっても、先生が課題曲のアナリーゼ(曲の分析)やコンクールの傾向について研究して教えてくれるのか否かで、向き合い方の深さが変わります。初心者にとって、このあたりは自身で推測するには無理難題です。

ただし、コンクール独特のテクニックとは切離し、「純粋に曲を理解し演奏を作り上げること」に熱を入れてくれる先生もいます。それができていれば、例えば毎年どんな子が入賞するのか?どんな曲が有利か?どんな弾き方が評価されやすいか?というテクニックにとらわれずとも、人の心を動かす演奏を楽しむことができるかもしれません。

コンクールって必要?

コンクールは「絶対に出なければならないもの」ではありません。コンクールに縁がなくてもピアノを続けてきた人の方が多いです。

音高や音大に入学する人でも、コンクール未経験者はいます。

コンクール経験者でも、本選会での入賞や全国区の結果でなければ経歴やプロフィールに書くことはしません。

ただし、小中受験などの調査書等の場合、全国区でないコンクール入賞でも、その経歴は有利になる可能性があります。音楽に秀でていると言うよりかは、何かを続けて努力する姿勢と、本番で力を発揮する集中力を持っている、として評価してもらえるからです。

そもそも、音楽は勝ち負けではないのでは?と思うことも自然な事で、その通りです。比べることが目的ではありません。

でも、学校の部活動では、吹奏楽部も合唱部も、当たり前のように大会に出場しますよね。

目標やタイムリミットがあることで練習内容が具体的になり、やる気が出ます。応援する側も気合が入ります。個人の習い事としての場合も、

コンクール出場を純粋に楽しむこと、

明確な目標を立てること、

課題曲に真剣に向き合うこと、

ステージに立つ機会を得ること、

ほかの人の演奏を聴き学ぶこと、

一流の審査員に講評してもらうこと、

入賞し次のチャンスをつかむこと…

たくさんのメリットがあります!

まずは先生の考えを伺い、本人と家族の希望と、すり合わせることが大切です。

4. 最も大切な「家族の意欲」と「子供の心」

実際のところ、子供が小さいうちのコンクールは「母親の管理と意欲」によるところが大きいです。

コンクールに挑戦するしないに関わらず、ピアノ自体がその傾向にあると言えます。

​ピアノが好きで楽しくて自ら練習し続ける!という子供はほんっの一握り。多くの場合は親のサポートが必要です。

しかし、そこで「結果」ばかりに注目しすぎると、視野が狭まってしまう危険もあります。

「めちゃめちゃ弾けるけどピアノ嫌い!!な子」にしないために…

​注意したいポイント

・負けず嫌いが良い方向に進むか?​

・辛い時期があっても、やって良かったと感じられるか?

・親子共に、プレッシャーに押しつぶされていないか?​

​・親のエゴになっていないか?

・他の演奏者を素直に応援できるか?

・結果が伴わなかった場合、感情的にならずフォローできるか?

コンクールは、レッスンをだらだら続けていた子が目標を持って成長する「きっかけ」にもなれば、反対に負担になりすぎてしまうこともあります。

結果に一喜一憂しない。これは難しい事です

上手く弾けても、結果が伴わないことも普通にあります。

ネガティブとポジティブどちらの感情も生まれますが、

・他の演奏を聴き、「こんな弾き方もあるんだな」

・一曲をこんなに深く学べて良かったな

・自分に自信がついた、自分の良いところが見えた

・自分の問題点が見えた

・次はこんな曲を弾きたいな

・来年は入賞したい!

という素直な気持ちを持ちたいですね。

​5. まとめ:無理のない目標設定を

コンクールの結果には、審査員の好みや当日の運など、自分たちではコントロールできない要素も含まれます。

だからこそ、結果に一喜一憂しすぎない「頭の柔らかさ」が必要です。

​「子供の可能性を広げるための挑戦が、子供を追い詰めていないか?」​スケジュールや先生との折り合い、そして何より本人の気持ちを大切に。

無理のない目標設定をすることで、コンクールは親子にとってかけがえのない成長の場となります。

​「楽しむレベル」での参加も立派な挑戦です。まずは力試しのつもりで、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

➡️次回以降、「ステージマナー」「服装」「楽器のセッティング」…など具体的に投稿する予定です!

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