「デジタルデトックス」を意識したわけじゃない。私がガラケーと向き合っていた理由

はじめに…
子供が生まれると、とくに母親の世界は一変します。これ以上ない幸せと、ショックや絶望が行ったり来たり、ハイテンションからの落ち込み、プレッシャー、達成感、諦めに体調不良。周りの人からの言葉や行動の受け取り方も変わります。
子供が大きくなってきて、落ち着いてきたから気付いた事ですが、ほんと…ホルモンの変化と言えばまぁそうですが、渦中は大変です。
今回は「スマホなし育児」について書きました。子供の小学校入学まで母親がマホを持たなかった経験です。この経験はなかなか少ないと思うので、何かの参考になれば…
思想の押し売りはしたくないので、軽い気持ちで読んでいただきたいです!
➡️早期教育は必要?
なぜ、わが家は「スマホなし育児」を選んだのか?
今現在、せっせとペットをInstagramにあげ、サーバー契約からこのブログ開設、投稿までをスマホ1台で書いていますが、実は私のスマホはまだ持ち始めて2025年時点で3代目。しかも2年ごとに機種変しています。
ずっとガラケーだったのです。
元々私はとっかかりの遅い、疑り屋の性格で、流行りものに飛びつけないところがありますが、右を見ても左を見ても皆がスマホをいじっている様子が、なんだかなぁ〜と思っていたからです。
今でも私は、電車の中で特に用がなければスマホを見ません。
わが家は結果的に、子どもが幼稚園を卒園時に私がスマホデビューするまで、いわゆる「スマホ育児」をしませんでした。パパは仕事柄数台持っていましたが。

1. 誘惑に負けそうな自分との戦い

決してスマホやスマホ育児を敵視していたわけではありません。
大切な乳幼児期に、親である私があっさりスマホいじりの誘惑に負けてしまうに決まってるwww。という読みがあったのです。なぜなら育児は専業主婦の私にとって「24時間×365日×何年も続くリアル」だからです。
魅力的なコンテンツ、くだらないけどやめられない罠に身を投じてしまうのは目に見えています。
しかし物理的にブツ(=スマホ)を持たなければ、その心配はありません。
貴重な時間を、子どもの顔を向き合わせて、目を見て手を取って、コミュニケーションをとる時間を大事にしたい!
そして、スマホや携帯電話自体をあえて持たない有名人をカッコいい…と思う気持ちもあります。
しかし私は一般庶民なので、情報収集と連絡手段が無いと周りにも迷惑をかけるため、LINEを使えるガラケーを使用していました。幼稚園や習い事の連絡のために、さすがにLINEは必要です。
結果的には、当時はガラケーで十分事足りて、幼稚園の役員などもやり切れました。
【スマホ育児あるあるとの葛藤】
「外出中で静かにして欲しいとき、ついスマホを渡してしまう」「料理中や忙しいときに見せてしまう」という声は多く、子どもは強い刺激に影響を受けやすく、依存傾向も高まる可能性があるという情報を目にします。
私は、この葛藤に負けそうになる自分自身との戦いを避けたかったし、この板挟みの悩みを作りたくなかったのです。平たく言えば面倒だからです。

2. アナログな連絡手段との格闘
スマホなし生活
年に数回、実家などで親戚のスマホですみっコぐらしの短い動画を見せてもらう以外は、幼稚園卒園まで子どもはスマホにほとんど触れずに過ごしました。
プロの一言
七五三の写真撮影のため、日本髪を結ってもらっている間、写真館のベテランスタッフに「動画とか、ないの!?」と一度だけ言われたことがありました。ちょっと動かないでじっとしててほしいという意味でです。
うちの子にしては大人しく、いい調子だ!と思っていたので、「ええ?あっすみません笑」と謝ったのは、今でも印象的な思い出です。
「うちは動画は見せない方針なので。」という頑なな考えや押し付けは好きではありません。写真館はしょっちゅう行くようなところではないので、「ああ〜、そうですよね💦すみません、ほ〜らほら…」でなんとなく乗り切りました。
本当はYouTubeに頼りたくないけど、子供が騒いじゃうから…じっとしてないから…という理由で見せる親は多いと思います。周りに配慮した日本人らしい気遣いなので、子供を持つ側もその周りも、お互い理解し合えるのが理想です。
ガラケーに対する周りの方の反応
ん?
と、一瞬だけ空気が止まるのは感じますが、ほとんどの場合、誰からも突っ込まれません。
連絡先を交換する時、スケジュール調整する時などに、自分から「えへへ、私ガラケーなんです」とだけ言います。「なぜなら〜」は聞かれなければ言いません。
ガラケーをパカパカっとすることを、(恥ずかしい)という気持ちはもちろんあります。なので、ますます使わなくなりますwww
ただ、自分の中で優先順位が高くないことと、そもそもマメに連絡を取るタイプではなく、フェイスブックも今まで一度もやっていないことから、そのネガティブ感情に覆われることはありません。
できるだけ気をつけていたのは、服装に気を使って姿勢を良くすることでした。
周りの人に、(何か考えがあってそうしてるんだな)と思ってもらえるからです。「この人はこういう人」と思ってもらえれば案外楽です。
コロナ禍にさしかかり始めてスマホを契約しにいった時は、めっちゃお得なスマホデビュー割が効きましたwww何度も確認されましたが…。

デジタルデトックスのメリットと、わが家の実情
意図的ではありませんでしたが、結果的にわが家が行っていたのは「デジタルデトックス」に近い育児でした。
1. デジタルデトックスとは?
デジタルデトックスとは、SNSやスマートフォン、PCなどのデジタル機器の使用を自発的に控えることで、脳の疲労回復やストレス軽減、集中力の向上、睡眠の質改善などを目的とした取り組みです。
スマホを回収して、のんびり観光を楽しむイベントなど耳にしますよね。
デジタル機器から離れることで、時間の流れや対面コミュニケーションに注意が戻り、表情や間といった非言語情報を正確に読み取りやすくなると言われています。
生まれた時から絶えずデジタル機器に触れ続けて育った・もしくは大人のスマホ依存が原因で対面コミュケーションの時間が少なかった子供と、そうでない子供に違いがあるのかないのか。
その子が成人した時にはどうなのか…。科学的な知見がまだまだ足りない中、時代の流れだし、まぁ良いだろう。とは思えない方のほうが、多いのではないでしょうか…
2. デジタルとの付き合い方(テレビ・ゲーム・タブレット)

完全にデジタルを排除したわけではありません。
我が家の場合は、テレビやDVDは見ていましたが、YouTubeは繋がず、サブスクはしませんでした。普段遊ぶ時や、もちろん食事の時などは消していて、いつでも見えるもの、とはしませんでした。
iPadは出産前から利用していましたが、子どもには見せず、自分一人の時間のみで使っていました。家から持ち出しはせず、ゲームやサブスクも無しです。
オススメ投稿➡️絶対音感はオワコン?
「スマホなし育児」で得られた子どもの下地とデータ
この期間を過ごしたことで、結果的にわが子にどんな下地ができあがったと感じているか、正直な感想です。
1. 読書習慣の確立、最後まで見る、聞く、読む集中力
本が大好きになったおかげで、今でも毎日、本を読んでいます。学習系の漫画や、私のお気に入りの四コマまんがなども含みます。
遊ぶ時はあそぶ、本を読む時は本を読む、テレビを見るときはテレビを見ます。最近よく耳にする、映画などを集中して見ることができずスマホをいじってしまう、ということはありません。
これは、手元に常にスマホがない環境だったことが、大きく影響していると感じています。
最近の小学生は、すぐに答えや結論を求める傾向があるように思います。本を最後まで読めない、ドラマを映画を最後まで見れない理由は、そこに漂うニュアンスを読み取る大切さや楽しさ、自由度に気がついていないのかもしれません。
観察したり、自分で調べたり(調べ方を考える)、想像する時間がないためです。
2. ゲーム・デジタル機器への健全な距離感
小学校に入ってからもゲームは買わず。
子供がまだ小さな頃、色んな人に「ゲーム持ってないと友達になれない」「会話に入れない」と聞きましたが、実際のところ、そんな心配はいりませんでした。

小学生のゲーム機所有率
調査によると
小学1年生は13%が「全く遊ばない」と回答、2年生以降は「全く遊ばない」割合は1割を切っています。
1割とは、10人に一人、40人クラスに4人…私の感覚的に意外と居ます。持っている子にも使用の程度に幅があります。ともかく我が家は少数派ですが、問題なくお友達と遊んでいます。

多様性とは
【どのみちデジタルとともに生きる!】
昔から、アイドルに興味無い子、プレステをやらない子、ジャンプを読まない子、プロフィール帳交換をしない子など沢山いましたが、仲間はずれにしたでしょうか?まっとうな人なら、そんな事考えもしません。
現在11歳のわが子は、小学校のパソコンを高速で使いこなし、たまに私のペットInstagramを見たり、デュオリンゴで英語を勉強したり、iPadで進研ゼミのコンテンツを使ったり、きちんとメディアコントロールしながら使えています。
こどもの能力をなめてはいけませんwww
親が心配しなくても、デジタルのハードもソフトも、子供はすぐに感覚的に使えるようになります。教室に通ってプログラミングを学んでいるその瞬間に、もっと新しい技術が生まれてくる世の中です。例えばきちんと算数を勉強して論理的思考を身につけていけば、いつでも合流できます。
もうひとつ、
YouTubeを見ない、またはゲームを持っていないことを心配する必要がない大きな理由は、子どもたちを取り巻く情報は多岐にわたっていることにあります。
流行りはあるものの、親世代の頃のようにクラスの8割以上で共通する圧倒的な話題がないからです。
みんな、習い事や興味や好きなことが違うため、「知らないこと」を昔ほど恥ずかしく落ち目に感じることはないのではないかと思います。
自分は「これ」に詳しいし好き。あなたは「それ」が好きだし大事。というようなことがお互い分かっていて、押し付けず、尊重できるお友達が、本当のお友達だと感じます。現代のテーマである「多様性」と共通する認識です。
また、子供の友達や、学年が上の子たちから、ゲームなんかやらないほうがいいよ…その方が幸せだよ。と言われたこともありますwww
ゲームやYouTubeに費やす時間の一部を他のことに使ったどんなに有意義か。自分がまだ知らないものの見方があるのでは…。一部の子供たちはそれを感じてはいるものの、そうはいかないジレンマがあるのだと思います。
【学校での効果】
海外では、学校でのスマホ使用禁止措置により、ネットいじめが大幅に減ったり、女子生徒の平均成績が良くなったという研究結果も出ています。オーストラリアの例は、話題になりましたね!
デジタルと距離を置くことは、子どもたちの集中力や社会的な交流を促す効果があると言えるでしょう。
【親の負担が激減したこと】
「もうYouTubeやめなさい」
「いつまでゲームやってるの」
私は、この2つの言葉を一度も言ったことがありません。YouTubeは必要な時にしか見ないし、ゲーム機は1台も持っていないからです。
放課後は校庭で遊んできて、宿題、進研ゼミ、読書、ピアノの練習で、ゲームで遊ぶ時間はありません。
ちょっと強気発言ですが、この「親が言わなくても、子どもが自分で時間を管理する」という状態は、6年間アナログなコミュニケーションを優先した、わが家の育児の大きな成果だと感じています。
環境の変化と、わが家の次のステージ
子供の幼稚園卒園時、私は初めてスマホに機種変したのですが、そのあたりから世界はコロナ禍に入り、公的なものを含め色んなものがオンライン化したタイミングでした。
2025年現在、同じ事(数年に渡るスマホ無し育児)が出来てたかといえば、無理だと思います。
コロナ禍突入の2019年がギリギリ、物理的にスマホ無し育児が出来たラストイヤーだったと思います。

まとめ
時代は確実にデジタルへと進んでいます。もはやスマホを体に埋め込む未来が来るのでは(専門知識が無く恥ずかしい…)。
私もAIのお世話になっています。もう戻れないでしょう…。
そして新しいステージ「子供にスマホを与える」タイミングがすぐ数カ月先に迫ってきました。
私は手芸や生演奏、料理、ペットの世話など…手仕事やアナログが好きで、性格に合っていたからスマホ無し育児をしました。
それは、強い意志によって、というわけではなく、自己管理能力の弱さゆえに、物理的に持たなかったのです。
もちろん、そのことで不便だったこと、マイナスになったこと、色々気づいていないこともあると思います。
大切なのは「敵視」ではなく、「どう付き合うか」「なにを大切にするか」という視点です。次は、このアナログな下地を元に、どのように学習や塾なし育児へと繋げていくか、手探りで進めていきます。




コメント