メダカの稚魚をテイクアウト!? 不安だらけの初日と生存確認の毎日

メダ活スタート!透明な「糸くず?」との出会い
●始まりの経緯●
「メダカいらない?」と言われてから1年後、心を決めて始めたメダ活。友達が自宅で繁殖させたメダカの稚魚10匹ほどからのスタートでした。
●衝撃の受け渡し方●
まるでテイクアウトのアイスコーヒーのように手渡されたのは、蓋付きのクリアカップに入った稚魚と水草。
実はこの渡し方が一番いいんです (笑)。
この数年後には私も同じやり方で、繁殖したメダカを配ることになります…。車のドリンクホルダーに置いて運べるんですよ。
そこに生きたメダカが入っていることを誰が想像するでしょう…。
●初見の感想と不安●
初見の感想は、((…こんなに小さいの!?)) 色んな色があるよ、と言われたけど、私には全て透明の糸くずのようにしか見えず。
稚魚とは聞いていたけど、想像と違う姿を見て不安に包まれました。
(明日には全員☆にそう…そしたらなんて言おう…)
初挑戦!稚魚を水槽に迎えるまでの失敗と成功

●水槽の設置場所●
いつでも観察したかったので、室内に置くことにしました。午前中は日が入る部屋の、普通に床の上にマットを敷いて、その上に設置。
●最初の失敗●
そぉーっとカップから水と水草ごと水槽へ移しました。今では必ずやる工程ですが、本当は、カップごと水槽の水に1〜2時間浮かべて水温差を無くすべきだったのです…。メダカは丈夫ですが、まだ稚魚だったのに!ごめんね〜💦
●生存確認の日々●
1日に何回、生存確認点呼をしたことか…。私の心配をよそに、翌日も、また次の日も、稚魚は元気に水面近くを泳いでいました。
●初めての別れ●
数日後、帰宅していつものように水槽をのぞくと、白い綿のようなフワフワの何かが一つ、水草にくっついている!
よく見ると、黒い目のようなものがあり…稚魚が一匹☆んでしまったのです。予想外の姿に、心臓が一回ドカンと鳴りました。すぐに友人に連絡すると、「まぁよくあること。弱かったのかも。気にしないで。でもすぐに取り除いてね。」と言われました。
この時はかなりドンヨリ落ち込みましたが、その後長く飼育していく中で、割とすぐに慣れました。対策はするけど、仕方ないものは仕方ない。
●成長の喜び●
結局☆になったのはそれだけで、あとは日に日に大きくなり、成長が早いから楽しい楽しい!「あなた、色黒かったのね!?」と気づいたり。
床に置いた水槽を色んな角度から観察する際に人間のとるポーズは何種類かありますが、なかなか凄かったと思います。
素人でもできた!メダ活入門の具体的なお世話用品
以下は、ペットショップの方や、メダ活の先輩に聞いて自分なりにやってみたリアルレポートです。
1. 初心者用水槽セット
このセットだけでOKな、ありがた〜いプチプラ水槽セット!
プラスチック水槽+フタ+ろ過器(使わなかった)
メダカはブクブク必要ありません。稚魚ではとくに避けます。
でもメダカの成長とともに、ブクブク酸素というより「ろ過器」として使用すると、水換えとお掃除が楽になります。
ろ過器はフック型で、水槽の縁にただ引っ掛けてるだけなので、外せばきれいなキューブ型水槽です。見た目もスッキリ!こういうのあるんだ…と感心しました。
私は後にこれをエビ用に買い足します…
2.メダカの天然ろ過ソイル
友人に「これだけは用意しといてね」と言われ用意した、バクテリア入りの黒い土です。
✔ソイル設置のコツ(濁り防止)
①空の水槽に土を敷き詰める。
②土の上に薄い発泡スチロールのシートなどをかぶせる(私はクッキングシートを使いました)。
③シートの上から、できるだけそおーっとカルキを抜いた水を注ぐ。
④端から、そおーっとシートを取り出す。
洗わないタイプの土は、このやり方をしないとめちゃめちゃ水が濁ります。濁っても数日後には沈殿しますが、この方法がおすすめです。
3. 水草とエサの工夫
水草(カモンバ、アナカリスなど)
水草はどんな種類でもいいと思いますが、まずはベタで安価なカモンバを選択。見た目も水質も良くなるし、いざという時はメダカの非常食になるそう。
その後、色合いや形の違う種類を追加していきました。
✔水草設置の工夫
水草だけだと浮いてしまいます。水草専用のスポンジ付きワイヤーがあり、それが付いた状態で売っている水草がほとんどです。(ホテイアオイなど、浮草として楽しむものは別として)
夏場は引くほど伸びます!成長して株分けした時には、100円ショップでも水草用ワイヤーが売っていますので、根元にそれを巻くと安定します。
稚魚のエサ
人工飼料は、稚魚専用のものがあります。成魚用のをすりつぶせば大丈夫だよ〜、と言われましたが、一応、メダカ稚魚用の細かい粉のような人工餌も買いました。
あげすぎに注意し、1日1〜2回、ほっっんの少しだけを水面に散らしました。
何日かすると、口でツンツンつついて食べる様子が分かるようになりました。
【プロから学ぶ】メダカの稚魚飼育の一般的なノウハウ
以上は、私の体験でしたが、次に素人ではなく、一般的なメダカの稚魚の飼育方法も紹介します。
(この時点での私は、「グリーンウォーター」「ビタミンD欠乏」「ダルマメダカ」などのワードは聞いたことも無い状態です。)
稚魚飼育のための準備と飼育ポイント
●容器
5L以上のプラケースや発泡スチロール箱など、口が広く浅めのもの。
●水
カルキを抜いた水(汲み置き、またはカルキ抜きを使用)
●エサ
稚魚専用のパウダー状人工飼料、またはゾウリムシなどの微生物。
●その他、稚魚を傷つけずに移動・ゴミ取りができるスポイトやネット(水ごとネットなど)
稚魚の世話の方法(3つの柱)
①給餌(エサやり)
頻度: 1日に3〜5回、少量ずつこまめに与える(食べきれる量)。
ポイント: 稚魚は食いだめできないため、常にエサがある状態(グリーンウォーターも有効)が理想。
②水質・水換え
頻度: 頻繁な水換えはせず、水質悪化が気になったら少量(1/5〜1/10程度)ずつ交換。
注意: 稚魚は水流に弱いため、フィルターやエアレーションは不要。
③環境
場所: 直射日光が当たりすぎず、水温が急変しない明るい場所に設置(20〜30℃が理想)。
共食い対策: 成長に差が出たら、大きい稚魚と小さい稚魚を分ける。
●まとめと次への予告●
稚魚はデリケートですが、こまめな給餌と水質の急変を防ぐことが大切です。
とにかく水質。アクアリウム7年目になりその重要性が分かってきました。餌を忘れても水質怠るべからず!私の体験と一般論を参考に、ぜひメダカライフを始めてみてください!
〈次回の予告〉
次回は、どんどんバージョンアップするメダ活!水槽のカスタマイズや改良メダカ投入、繁殖について…


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