冬眠中の水の生き物たち。春の目覚めを待つドキドキと、水の凍結対策
はじめに:なぜ、わが家はメダカを「外」で越冬させるのか?
メダカ飼育7年目に突入しました。私はどちらかというと寒冷地に住んでいますが、うちでは毎年屋外でメダカを冬越しさせています。「冬越しに失敗して全滅させてしまう」という声も聞きますが、ポイントさえ押さえれば大丈夫です。
下は我が家の真冬の水槽。氷の下でちゃんと生きていて、春になると動き出します。

1. 室内飼育との大きな違い
室内飼育
基本的に1年通して世話は同じです。
水温が一定に保たれるため、メダカは冬眠せず、冬でもエサやりが必要です。常に管理が必要で、専用のヒーターや照明が必要になる場合もあります。
屋外飼育
10℃を下回るとメダカは冬眠状態に入ります。
体力温存のため、エサやりや水換えが基本的に不要になります。
地域にもよりますが、11月末から、長くて3月始め頃までは基本的に放置に近いです!
2. 外飼いだからこそ感じる「春の楽しみ」
冬の間、ほとんど動かなくなるメダカを見るのは少し寂しいですが、春にまた泳ぎだすのを見るのが大きな喜びです。この「目覚めるか目覚めないかのドキドキ」こそが、屋外飼育の醍醐味です。

【実証済み】屋外飼育でメダカを無事に越冬させる5つのポイント
わが家が7年間続けている、屋外越冬の具体的な対策とノウハウを5つご紹介します。
1. 水深を確保して「凍結死」を防ぐ
水深が浅いと、水槽全体が凍りつき、メダカが生き残るスペースがなくなります。
飼育容器のサイズにもよりますが、上部が凍りやすいです。水深は20cm程度は確保しましょう。
わが家では、水槽も睡蓮鉢も、水が3分の1くらいまで凍っても大丈夫でした。
また、氷が蓋になる事が心配になりますが、氷の下は酸素濃度が高くなるので、空気の心配は要りません。
2. 容器を防寒シートで包む
気温は1日の中でも変化が大きいので、外気温や日光による急激な水温の変化を防ぐためです。
夏場は見た目の問題もあり保温シートは巻いていませんが、冬場は割り切って、白や銀色のシートでぐるぐる巻きにしています。
水槽や火鉢には、100円ショップで購入した断熱保温シートを巻き付けます。地面に厚い発泡スチロールを敷き、その上に水槽を乗せるのも有効です。真夏も使用したすだれをかぶせ、できれば、さらに寒暖差の少ない場所に移動させます。
3. 安心して冬眠できる隠れ場所を作る
動きが鈍くなる冬眠中は、戸建ての場合は鳥や猫、肉食系の昆虫などに狙われやすくなります。
浮草を浮かべたり(種類によっては茶色く枯れます)容器内に大き目の石や流木などで隠れ場所を作ります。使っていない植木鉢や湯飲みなどで代用できます。
メダカが安心して水槽の底近くに集まり、静かに休めるスペースになります。
4. 水換えは「足し水」程度でOK
越冬させるためには、メダカの体力を温存し冬眠を成功させなければなりません。水換えはメダカの体力を奪います。
冬はエサをあまり与えないため水が汚れるスピードが緩やかです。屋外飼育では、よほどのことがない限り水換えはせず、蒸発した分の水を足し水する程度で大丈夫です。
表面が凍っていたら、その上から水を足しても大丈夫です。
5. エサやりは「見極め」が重要
10℃を下回ると冬眠状態に入り、エサやりの必要がなくなります。
10月位からエサやりの回数を減らし、12月以降の冬の間は基本的にエサを与えません。ただし、気温が高めの日にメダカが泳ぐ様子が見られたら、ごく少量を与えることもあります。
餌やりは飼い主にとって楽しみの一つですが、消化にも体力を使うことを忘れず、あげすぎにだけは気をつけましょう。
メダカ以外の水の生き物たちの冬の様子
メダカ以外にも、家で飼えて冬を屋外で越すことができる生き物がいます。

テナガエビ… ほとんど動かなくなりますが、春になると活動を始めます。
タニシ…殻にこもりっぱなしでほとんど動きませんが、暖かくなると活動を始め、すぐに爆増。それでもゼロまで駆除しないのは、やはり成長と繁殖の速さのおもしろさからです。
ちなみにペットショップで売っているヒメタニシは、繁殖に成功したことがありません。うちで爆増するのは、水草などについていただろう涙型の品種です。
🦀 冬越しが難しい生き物はリリース
わが家では、過去に初夏から秋まで外の水槽でクロベンケイガニやハゼ類を飼育していた時期があります。
これらの生き物はメダカとは異なり、屋外で冬越しさせるのが難しいため、10月終わり頃には釣ってきた元いた川や沼にリリースしていました。
【注意点】生き物をリリースする際は、その市区町村の条例や、外来種でないかを確認するなど、ルールを守って行うことが重要です。
🌿 水草の冬越しとホテイアオイ
水草はほとんどのものが冬は枯れます(成長が止まります)。
カモンバやアナカリス、小さな浮草は、茶色や灰色になった部分は切り捨てますが、ほんの少しでも薄緑色が残っていれば、春にそこから新芽が生えて、夏にはまたあっという間に増えます。
我が家のほぼ全ての水槽にアナカリスを入れていますが、もう何年も新しく購入していません。
ホテイアオイは越冬できないため、冬前に取り除いて処分します。店頭に並んだら一株だけ購入します。とにかく夏場はあっという間に大量に増えるので!!
夏場の水草とタニシの成長は引くほど!!あまりに増えるのでどんどん処分しますが、来春にその事をもったいながるのがルーティンです。
まとめ:春にまた会おうね、メダカたち
冬のメダカの屋外飼育は、基本的に寒さ対策と冬眠中のエサやり・水換え、そして水が凍らないよう水深に注意するのがポイントです。

メダカの状態を見極めて適切な環境を整えてあげれば、手間は他の季節と比べて少ないです。
色々書きましたが、一言でいうと手間いらずで簡単なのです。
年末年始などの忙しくて寒い時期に、水回りの手間がかからないのは、正直楽で、メダ活を続けられる大きなポイントです。
無事に冬を乗り越え、春になって水面近くを元気に泳ぎ始めるメダカたちに会えることを楽しみに、静かに見守りましょう!



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